病院の診察で心えぐられた日
おはようございます!
今日は息子の話です。
小学4年生の息子は、チック症と強迫性障害の診断を受けています。
息子の近況
昨年9月頃から学校行き渋りが始まり、学校を週1~2日休みがちの生活でした。
なぜ学校へ行きたくないのか、原因ははっきりとは分からずじまい。。。
チックも悪化したり落ち着いたりを繰り返していましたが、この4月より毎日学校へ行けるようになりました^^
学校に行きづらくなってからは毎朝学校まで私がついていってたんですが、4月からは集団登校で行けるようにもなり、ずっと「できない」と言っていた宿題も自分からやるようになったんです!
一体何が起こったのか、彼の中でどういう変化があったのか・・・。
何だかよく分からないけど、ホッとしながらも、また前みたいにならないかなって不安も抱えながら日々過ごしてました。
学校には通ってても、まだ爪かみや首振りなどのチックはあるし、学校へ行きたくないって言う日もあるので(休むまではいかないけど)(;'∀')
初めての病院へ
そんな中、半年前ぐらいに予約していた病院の診察の日がやってきました。
その病院は、1年程前から定期的に通っている総合病院とはまた別の病院で、児童精神科の先生が開業されている個人病院です。
ずっと通っていた病院は、先月受診した時に今の状況をお伝えすると、現時点で状態良好とのことで、「また何かあったら来てくださいね!」とその日が最終診察となってました。
定期的に通っていたことで、これまでの経過も全て分かってもらえてるし、いつでも相談できる場所があるっていう安心感もあり、先生との相性も良かったのでまだまだ通いたかったんですけど(>_<)
でもま、普通に考えると、良くなったら終わりですよね^^;
話それてしまいましたが、今回初めて行った新しい病院は、療育が非常に充実しているということで有名で、なかなか予約が取れない人気病院です。
今状態が良くなっている中で受診する必要もないかなと思いましたが、それほどの人気がある病院だし、せっかくだから行ってみることにしました!
病院での診察内容
初診ということで、通常より長めの診察時間をとってもらえて、「先生と親と子」、「先生と子」、「先生と親」という3パターンで話す時間を設けてくださいました。
これまで通っていた病院で受けた発達検査(WISC検査)の結果も持って行き、これまでの成育歴、今の状態を説明すると、先生からこんなお話があったんです。
今の私たち親子の状況を説明するなら、極端な話、例えば、「手のない子に、手を生やせ」と言っても無理なのと同じで、努力ではどうしようもならないところを求めているのに近いものがあるということでした。
息子は、頭では色々分かっていたり考えていたりしても、それを言葉に表すのが難しいタイプのようで、状況判断も難しく、その辺を親が理解してあげないと、子どもを追い詰めてしまうことにもなる。
うちの問題は、子どもにあるのではなくて親にあるんだと暗に言われている気がして、完全に心えぐられました。
そこから先、ショックではっきりと覚えていない部分もありますが、息子の今ある症状は先天的なものよりも、後天的、つまり環境によっての影響が大きいとおっしゃっているようでした。
もちろん先生の話し方は非常にソフトで、オブラートに包んでくれてるのですが、それが余計にきつかった・・・。
そして、歌を歌うのが苦手、絵が下手など、誰しも何かしら不得意なものがあるように、チックもその一つだというぐらいの認識を持つということ。
完璧な人間はいないし、自分だってそうではないはず。
大卒の親が、子どもが高卒だとがっかりするように、親はどうしても自分を基準に子どもを見てしまうもの。
自分より優れているか同じレベルの子なら何も言うことはないけど、自分より下だとどうしてできないのかと思ってしまい、つい色々と言いたくなる。
先生は、そうおっしゃってました。
チックを治そうとするのではなく、チックがある状態でどうやって生きていくかに焦点を当てるというお話もありました。
これは以前通っていた病院の先生にも言われたことと同じです。
チックが出てても見て見ぬふりをするのとかはもう慣れましたが、やっぱりチックを受け入れて前に進むということが本当の意味でできていなくて。
チックがあっても元気に学校へ行けていたら、楽しく今過ごせていたらいいじゃないと思いながらも、改善法とか治療法とか、探したり調べる自分もいるし・・・。
先生には、そういうのを全部見透かされている気がしました。
先生がおっしゃるには、チックが出ている時に、「ちょっと今出ちゃってるけど、気にしないでね~!」って周りに言えるようになれたらそれでOKだそうです。
最終的には、自分が苦手なこと、難しいことがあっても、誰かに手伝ってもらえるような声かけができるようになれたら、大人になってもうまくやっていけるんですって。
そんな大人になれるように、親が子どもを導いていきましょうって、サラッとすごく難しいことを先生はおっしゃってました(*_*)
次回診察に向けて
次回は、今回の先生とは別の臨床心理士の先生とお話することになりました。
それを踏まえて、親の子どもへの向き合い方を学んだり、子どもの苦手を少しでも改善できるような訓練を受けたり、という風に進んでいくそうです。
薬で症状をおさえるのは最終手段で、まずは子どもも親も考え方や生活から見直し、必要ならば適切な療育を受けて、根本を変えていくという病院の方針がいいなと思いました。
こちらの病院は、臨床心理士や作業療法士、言語聴覚士、理学療法士など、専門の資格を持った先生がおられるので、専門的な発達支援が期待できそうです。
♡最後までお読み頂きましてありがとうございました♡