子どもの吃音について考える
こんばんは!
この前、娘の幼稚園ママさんと、「子どもの吃音」の話題になりました。
そのママさんのお友達のお子さんは、4歳の男の子で、半年前ぐらいから吃音が出始めたそうです。
特に親は気にせず見守っていたのですが、そのお子さんの幼稚園で、ある時先生からこのように言われたそうで。
「頭の中で考えてからお話しようね!」
それ以降、何か言葉を発したいけど、すぐに出せないような状況がしばらく続いたそうです。
先生の対応自体が間違っているとは言い切れませんが、吃音のあるお子さんに対してその向き合い方ってどうなのって、私たちは話してまして。
その時ふと保育士試験の勉強をしていた頃、吃音について学んだことを思い出しました。
今日は、改めて「子どもの吃音」について考えてみようと思います!
と、まるで自分がイチから解説するかのように言ってますが、大変詳しく記載されているサイトがありましたので、こちらの情報を引用させて頂こうかと^^;
吃音とは
「『語音の繰り返し』のみがイメージされることも多いですが、実際は引き伸ばしや、詰まりも吃音に分類される症状です」
吃音と分類される言語症状
- 語音の繰り返し:「わ、わ、わたし」など
- 語音の引き伸ばし:「わーーーたし」など
- 語音の詰まり:「……わたし」など
⇒色々なパターンがありますね。
全てに当てはまるのは、「なめらかに発話することができない状態」ということでしょうか。
吃音の原因は?
「原因は完全には特定されていません。ですが、現在有力視されている仮説に『要求・能力仮説』や、『負の学習仮説』があります。『要求・能力仮説』は子供自身や周囲の発話に対する要求と、子供の発話能力との間に乖離(かいり)が生じた際に、吃音が出現するという仮説です」
「ちなみに、過去に吃音の原因として『親の教育が悪い』『育て方に問題がある』といった説が言われた時代もありましたが、これは誤りであり、研究でも否定されています」
⇒どうしても親としては自分を責めてしまいがちですが、そうではないと立証されているということが分かると少し安心できますね!
吃音かそうでないかの見分け方
「確かに、吃音と混同されがちですが、吃音とはいえないものも多々あります。たとえば、『わたし、わたしは』、『わたしは、わたしは』といった語や句全体の繰り返しです。また、『えーと』など、会話と直接関係ない語の挿入や、『わたしの、わたしは』、『きのう、きょう、わたしは』といった言い誤りの修正は、吃音と同じく会話の非流ちょう性がありますが、吃音とは言いません」
「なお、こうした『吃音でない発話の非流ちょう性』については、気にしすぎずにいて構いません。また、『吃音』であった場合も就学時以降に残ることは稀(まれ)です」
⇒この状態が一時的なものなのかそうでないのか、治療が必要なのかそうでないのか、果たして自分で判断できるのだろうかと思いました。
吃音の症状と段階
「吃音の言語症状には重症度があり、発話時の口や喉、体に力が入る程度で判断します」
「吃音は、言葉を話し始める1歳前後に出てくることはなく、2〜3語文ほどの発話が可能な程度まで言語発達が進んでから生じるものです。最も多く吃音が出てくる時期は、2歳後半〜4歳くらいの間です」
「吃音の性別差は、吃音が出始める2歳〜4歳くらいの時点ではあまりありません。なお、学齢期以降も吃音が見られる子供は1%程度いますが、その中でみると男児が多い傾向があります。ですが、関係する遺伝や既往歴についても現時点ではわかっていません」
⇒ウチの息子はチックがありますが、チックも男児の方が多いという傾向です。
性別差が出るのは、どういう仕組みなのかとても気になります。
吃音の治療法
「幼児期に見られる吃音の8割程度は特に治療などをしなくても自然に消失することが知られています」
「自然に治る以外の吃音の場合、治療のゴールは必ずしも完治とはなりません。吃音の言語症状や、吃音に伴う発話への不安や緊張等の軽減、緩和状態を目指し、吃音があっても、発話やコミュニケーションを避けずに取り組む態度の育成に治療のゴールをおく場合が多いです」
⇒幼児期は特に治療が必要ないということなので、学童期以降気になるようであれば、医療機関に相談する、というのがいいのかなと思います。
家庭でできること、やってはいけないこと
「まず、『繰り返さないで』などと、該当症状を指摘することは避けてください。現時点で自身が吃音を自覚しているか否かに限らず、子供の会話に対する自信を失わせてしまうからです」
「また、発話の負荷を少なくするには『ゆっくりゆったり』、『短めの言葉』で話すことが必要になりますが、それも直接的な言葉でのアドバイスはいいことではありません。言葉で指摘するよりも、親が普段からゆっくりゆったり、短めの言葉で話すことで、子供が楽に話せる発話のモデルになってあげることが大切です」
⇒周囲の関わり方が非常に大切だということですね。
気にしすぎず、でもはぐらかすこともせず、子どもに対して真摯に向き合う姿勢が大事。
まとめ
今回、「子どもの吃音」についてまとめてみて感じたことですが、原因が特定されていないものなので、いつなんどきどの子でも起こりうるんだということ。
他人ごとではないという意識を持てたことは、大変大きい学びだったなと思います。
今我が子に症状が出ていなくても、今後出るかもしれないと心づもりできていれば、その時に慌てることなく対処できるのではないでしょうか。
親の不安は子どもにも伝わってしまうので、そこはいつも細心の注意を払ってます。
おおらか育児、できている時とそうでない時のムラがあってまだまだダメですが、これからものんびりゆったりを心掛けたいです(#^.^#)
♡最後までお読み頂きましてありがとうございました♡